Tony Maiden率いるRufusの初日公演を観てきました。前の日曜日に夢の時間もあったので、更に期待が高まります。
Tony Maidenとの夢のひと時の日記はこちら
https://www.mugenblasters.com/2016/07/26/jam-with-tony-maiden/
近年のRufusですが、2008年にRe-unionしてから、
2008年11月は、feat. Brian Culbertson & Maysa Leak
2010年1月は、feat. Sly Stone
2011年6月は、feat. The Daughters of Funk
という感じで、毎回、違う味を楽しませてくれています。
前回2回の来日は、超大物や有名どころを連れてきてのライブなので、純ルーファス・ファンにとっては、ちょっと物足りない面もあり微妙。そういう意味では、今回のRufusは期待大でした。
The Daughters of Funkとは…
Amanda Meiden ← トニー・メイデンの娘
Milini Khan ← シャカ・カーンの娘
Phunne Stone ← スライ・ストーンの娘
Amandaは2008年から、Miliniも前回からステージに立ってます。リチャードは二人とも結構好きです。今回のライブ参戦、初日ではありますが、Tony Maidenは土曜日に来日していたし、体調万全のはず。
MUGEN Blasters Vo SUGARさんが並んでくれたおかげで、整理番号1番をGet。1stステージをTony Maiden真正面かぶりつきで観ました。
開演前の会場にはつのだ☆ひろさんのお姿が…。届け物を持ってきただけだったらしい。
開演まで時間があったので、今回はテリーヌなど頂く。美味しい。
ギターの機材セッティングは以下の通り。
アンプは、いつものFender Devile2台が上にスラントされてセッティングされている。Michiko Hillのキーボードの下にFender Twin Reverbが1台。これはトークボックス用。そう、今回は久し振りにTonyのトークボックスが聴ける!
トークボックスは、HEILのHT-1。
エフェクターはBOSSのGT-10。(ワウペダルもGT-10のものを使用)
トークボックス切り替え用のBOSSのAB Box、AB-2。
ステージ上にはHoyerのアコースティックギターが置いてある。日曜日にTonyが使っていたギターだ。
ギターはワイヤレスなので、ステージ開始前に、誰も居ないステージ上のギターアンプから、ギターの試し弾きの音が少し聴こえちゃってる。
ほぼ定刻に1stステージがスタート。
ドラム、ベース、キーボード、トランペットがステージ上がり、アルバムStreet PlayerからのインストナンバーTake Timeが始まる。
Amanda Maidenのコールで、Tony MaidenとAmanda、Milini、Phunneが登場。Amandaにコールさせるのは、お客様を煽る経験を積ませているんだろうなぁ。
ステージに上がったTonyが持っているのは、彼が最近手に入れたHoyerのBlack Ladyというテレキャスタータイプのギター。同じく彼が低に入れたMadarozzo MadRose(←リチャードも使ってる)というギターと同じグループのギターブランドの物。
…で、Tonyがステージ中央に来た途端、1弦が切れた…。
あらま、1曲目はそのまま弾き続けた。
曲が終わったら、スタッフが変わりのギター、Fender Telecaster(多分最近のレリック物)を持ってきた。Tonyが「チューニングしてある?」って聞いても日本人スタッフには通じていない模様…。
そして、今度はそのTelecasterのジャックにシールドが上手く刺さらない…。
Hoyer Black Ladyより出力レベルが低かったのか、GT-10のレベルを調整しながら演奏していた。急遽使っているTelecasterは、フロントピックアップを使用。たまに、ミックスポジションで弾いていた。
数日前に、目の前で指弾きカッティングを本人から教えてもらったので、成る程~と思いながらキレのあるリズムギターを見ていたが、やっぱり凄い。
GT-10は、常にコーラスを掛けていて、ソロの時にオーバードライブ、たまにオクターバーを使用。ワウワウも使っていたが、これだけは別のペダルを使った方が音が良いなぁ。
AmandaとMiliniのボーカルは、風格も出てきているし、前回より更にパワーアップしている。Miliniは母親譲りのハイトーンを炸裂させる。Phunneも声が出ているので、これからステージ経験を積んでいけば…っといった感じ。AmandaはFunkな動き、Miliniはあまり動かない、Phunneはヒップホップ風なノリといった違いも面白い。
途中、アコースティックギターに持ち替えての新曲披露。日本の震災の事を考えてAmanda Maidenが書いたHold On。とても良い感じです。そのままアコースティックバージョンのStay。
日曜日にTonyとJamった時に思ったのですが、彼はエレクトリックギターでもアコギでもあまり関係なくグルーヴさせる事が出来るのです。
Tell Me Something Goodが始まる。
久し振りに彼のトークボックスが聴けるかと思ったら、音が出ない…。
結局、トークボックス無しになってしまった。残念。
ステージ始まる前から『もしかしたら』って思ってましたが、HEILのトークボックスでは音圧足りないから駄目ですよね。音は出てたんだけど、音量が足りてなかったんだと思います。あの音を出すには、やはりエレクトロボイスを使わないと。
色々なアクシデントもありながら、やはりTony Maidenがステップ踏みながらギターを弾く姿は最高にカッコいい。女性は惚れますよね~。Tonyは「場所が狭い」と言いながら動き回っていました。
アンコールでDo You Love What You Feelを演奏した後、終わろうとするTonyにメモが届く。
で、もう1曲。そのメモには『Higher ← DO!』と書かれていた(笑)。
久し振りのRufusを堪能しました。
Tony Maiden(vo,g)
Amanda Maiden(vo)
Indira Milini Khan(vo)
Phunne Robinson Stone(vo)
Michiko Hill(key)
Michael Stever(tp)
Pee Wee Hill(b)
Anthony Fitzgerald Moore(ds)
…で、勢いでそのまま2ndステージにも参戦。
1stと同じくTony Maiden真正面、かぶりつき席をGet。マイミクさんと同じテーブルとなりました。2ndには、仲良くして頂いているマイミクさんも複数いらっしゃって、会話がはずむ。ソウル・サーチン吉岡さんもお席についていらっしゃる。
2ndが始まると、Tonyは最初からTelecasterを持って出てきました。Hoyer Black Ladyはサブギターとしてステージ上に置いてある。
バンドサウンドとしては、1stよりも更に纏まった感じに聴こえ、音圧もあがった。
Rufusのステージは、Non-Stopなライブでは無く、1曲演奏してTonyが一言。そして次の曲へといった流れで進んでいく。
途中、TonyがアコギからTelecasterに持ち替える際、ピックを落として無くなってしまった。
「僕のピックが…」と床を探すTony。隣でAmandaが笑っている。可愛い親子だ。
お客様からピックを借りて再スタート。
問題のTell Me Something Goodでは、何とかトークボックスの音も出ていたが、やはり音圧が足りず、Fendar Twin Reverbのボリュームを上げたりしていた。HEILじゃだめだってば。
この曲では、途中、Tonyが会場に降りてきてお客様に唄わせるのだが、2ndでは見事にマイミクさんが…。面白かった。
その後、MUGEN BlastersのSUGARさんにマイクを向け唄わせていた(笑)。面白かったのか、再度SUGARさんに歌わせるTony(笑)。
2ndステージ終了後、吉岡さんに先日のお礼をし、サイン会の為に降りてきたTonyに挨拶をして会場をあとにしました。
楽しいファンク・ステージを堪能したのでした。
2011 6.22 WED.セットリスト(Blue Note Tokyoのホームページより)
1ST
1.TAKE TIME
2.ONCE YOU GET STARTED
3.YOU GOT THE LOVE
4.THANK YOU
5.ANY LOVE
6.HOLD ON TO A FRIEND
7.STAY
8.EARTH SONG
9.DANCE WITH ME
10.TELL ME SOMETHING GOOD
11.SWEET THING
12.AIN’T NOBODY
13.DO YOU LOVE WHAT YOU FEEL
14.HIGHER
2ND
1.TAKE TIME
2.ONCE YOU GET STARTED
3.YOU GOT THE LOVE
4.ANY LOVE
5.THANK YOU
6.HOLD ON TO A FRIEND
7.EVERLASTONG LOVE
8.STAY
9.DANCE WITH ME
10.TELL ME SOMETHING GOOD
11.SWEET THING
12.STOP ON BY
13.AIN’T NOBODY
14.DO YOU LOVE WHAT YOU FEEL
15.HIGHER