Jimi Hendrix、有名ですがしっかり聴いた事が無い人も多いですね。リチャードが高校生の頃に、少し安め目でレコードが再発売されたので、片っ端から買って聴きまくりました。ファンになると、好きなレコードは変わっていくのですが、ジミヘン初心者でも楽しみやすいのが『In The West / Jimi Hendrix』だと思います。
これはジミヘンが亡くなった後に発売されたライブ盤です。ジミヘンのRock Guitarを聴きたい方にうってつけ。StratocasterとMarshallの音が存分に聴けます。
ストラトのリアピックアップの音が素晴らしい。
チョーキングが素晴らしい。
ビブラートが美しい。
ワウワウペダルの使い方は神。
アーミングしてチューニングは狂いまくり。
ジミヘン独特のコード進行も聞けるし、お祭りドラムも堪能できます。
ここ数年、ジミヘンを少しづつCDで買い直していますが、この『In The West / Jimi Hendrix』のCDは何故か一度発売され、その後、ずっと1万円以上のプレミヤ価格でした。それがやっと発売され、先日届きました。
早速、聴くと…
あれ?
1曲目からいきなり思ってたのと違う…。
収録されている曲順が、レコードの時と違ってる。
なんでかな~。
レコードだとA面とB面があって、B面の1曲目はA面の1曲目と同様な意味合いがありましたが、CDだとぶっ続けだから…というのは分かるけど。
Amazonの評価に書いている方が居ました。
『(レコードの時は)「奇跡的に」それぞれの曲のベストなテイクが起承転結のある曲順で収められ、伝説のアルバムとなったのである。』
そう、そうなんですよ。
曲順はとても大事です。
早速、iTunesでレコードの時の曲順にして聴き直しました。もし、これから初めて聴く方は、最初から以下の曲順で聴く事をお勧めします。
1.JOHNNY B. GOODE
2.LOVER MAN
3.BLUE SUEDE SHOES
4.VOODOO CHILE
5.THE QUEEN
6.SGT.PEPPER’S ~
7.LITTLE WING
8.RED HOUSE
(今回の再発CDで追加収録された曲は、9曲目以降にしてね)
もう1点、問題が…。
「VOODOO CHILE」と「LITTLE WING」がレコードの時とは違うライブ音源に差し替えられちゃってます。権利の問題らしい。今回の音源も良いですが、やはりレコード聴きまくったファンとしては、う~んです。
良い点もあります。
まず、なんといっても全曲が最高のジミヘンパフォーマンスです。
更に、驚くほど音が良い。
ギターは元気だし、特にドラムとベースの音がぐいぐい来る音に変わってる。
Digitally remasteredの効果は凄いです。
『In The West / Jimi Hendrix』?、とにかくお勧めです。
でも、これは『In The West / Jimi Hendrix』では無い。
だから「?」が付きます。
差し替えの2曲の音源を手に入れて、自分で編集するしかないな。