RUFUS @ Billboard Live Tokyo 2012/9/12
Rufusの東京公演に参戦してきました。
今回の目玉は、RufusのGt.VoのTony Maidenに加わえて、ゲストでFunk界の大物ギタリストが合流する事。ファンクギターをこよなく愛するリチャードとしては夢の競演です。
結果、すっごい楽しかった!
で、プレイヤー視点でも、いろいろ発見がありました。
この日は、Tony Maidenのギターに加えて、Al McKay(元Earth Wind & Fire), Leo Nocentelli(元Meters)が登場。
Tony Maiden(Vo, Gt)
Kevin Murphy(Organ, Key)
Amanda Maiden(Vo)
Valerie Davis(Vo)
Michiko Hill(Key)
Robert PeeWee Hill(Ba)
Donnell Spencer Jr.(Dr)
Donn Wyatt(Key)
Lenny Castro(Per)
Michael Stever(Trumpet)
Al McKay(Gt)
Leo Nocentelli(Gt)
1st stageはカジュアルシートで観戦。
自由席は9割くらいの入り。Duoシートは販売していなかったので撮影でもあるのかと思っていましたが、ただ空けてあるだけ。DXカウンターもまばら。カジュアルシートは正面側が沢山空席ありましたが、ゲストとして用意して頂いたのは右端のシート。本当にBillboard Liveってハコは嫌い。
東京JAZZでも売っていたRufusのCD「Live In Blue Note Tokyo」、買いました。2500円。後で聞いたら、東京JAZZでは2000円だったらしい。何故だ、ビルボード!!!
久しぶりのカジュアルシートなので冷静にステージを見てました。
定刻を過ぎて演奏スタート。
Once You Get Started
You Got The Love
Have A Good Time
Sweet Thing
Tell Me Something Good
Cissy Strut
Fire On The Bayou
Shining Star
September
Ain’t Nobody
Do You Love What You Feel
Hey Pocky A-Way
こんな感じで進みました。大阪でアンコールにあったI Want To Take You Higherは無し。
ルーファスメンバーでの最初の数曲中、ステージ上のメンバーのモニターが聴こえないらしく、多くのメンバーがPAに合図を送るのですが、なかなか定まらず…。トニーメイデンはソロ演奏中に自分のマルチエフェクター(BOSS GT-10)の音量レベルを調整してディストーションの音を大きくした。ディストーションのソロが終わったらクリーンの音量がデカすぎて、あわててMOONのテレキャスターのボリュームを絞っていたが、バランス悪し。全体的にサウンドチェックが出来ていない感じです。
黒のGibson ES-335レオ・ノセンテリは予想通り、定番の曲を弾きまくり。曲始めのイントロも長いし、ソロになっても長い。展開もセッションぽく進んでいく。
アルマッケイはストラトシェイプのHSHアッセンブリのギターを使っている。使わないけどフロイドローズ付き…。音はシャープさに欠ける。
席の場所が悪すぎ、そこで聴く音も悪すぎ、といった事から演奏に入り込めず…。
まぁ2ndもあるので余裕をかましていました。
たまにはこういう経験も良いかも。
結局1stは、19:10に始まり20:40い演奏終了。2nd会場時刻を過ぎてます(笑)。
Tony Maidenはもっと長く演りたかったみたい。
2ndステージ。
バタバタとお客様が退場し、20:50頃に2ndのお客様が入場。
2ndは最前列のTony Maiden正面に座れた。良かった。
最近のトニーは、HEIL HT-1(トーキング・モジュレーター:口でホース咥えてワウワウいうエフェクト)を使っているが、普通のアンプと切り替える時のABスイッチをBOSS AB-2からCUSTOM AUDIO JAPANのMLS2に変えていた。トークボックスはFenderのアンプでドライブさせている。
2nd開演前のウラ情報で「アルマッケイのギターがトラブってて2ndに間に合うかギリ」という情報が…(汗)。「なんなら僕が直しますよ」とメールしてみたものの何が起きているのか心配だ。
2nd Stageが始まった。
かぶりつき席のせいもあり、1stとは違って最初からスタンディングでパフォーマンスを楽しんだ。
1stとのセットリストとの違いはStop On Byが入った事か。
George Bensonばりのトニーのスキャットソロもあった。
You Got The Loveのイントロギターを聴きながら「俺の方が…(自粛)」と一瞬おもってしまった私がバカでした。何が違うって、トニーが身体中から醸し出すグルーヴと、次から次に出てくる数々のバッキングパターンの多さに脱帽。それも、どのパターンもカッコいい。
毎回思うのだが、あの指弾き+シャープなリズム+バリエーションの多さ+ステップを踏みながらの演奏、真似できません。
Leo Nocentelli、近くで生音でを体験すると、かなりイイ。
イントロ長い、ソロが(ある意味単調で)長いというのは彼のスタイル。しかし、迫力あるし上手いしES-335のフロント・ピックアップでオーバードライブさせた音も芯があってイイ。Tonyとのソロバトルは熱い!
今回の公演の目玉の一つ、ルーファスの演奏でニューオリンズ・ファンクを堪能するという貴重な経験だ。
あっ、途中、LeoがKevin Murphyを紹介する語りの時に名前を間違えるという大失態…。Tonyに耳打ちされ慌てて訂正。Leoは大汗かいてケビンの手に何度もキスをしていました(笑)。
Al McKay、ステージに上がるとイントロは始まっているがフロイドローズのツマミを回してチューニングに時間がかかる。そうか、フロイドローズの調整か…。これは私にはできません。
というか、なんでフロイドローズ使ってるの?ハードヒッターのスタイルだし、合わないとおもうんですけど?ES-335は持って来てないのかな?
音もいつもに比べるとシャープさに欠ける。トニーメイデンのギターがシャープなので、リズムギターもトニーに任せ過ぎな感じ。Al McKayファンのリチャードとしては不完全燃焼です。多分、アルも…。
アルマッケイが歌った。初めて聴いたかも。1stの時は口パクかなと思っていましたが、2ndで確認。ちゃんと一人で歌ってる。…んが、しかし、マイクスタンドの調子が悪くて、マイクが固定できなくてフニャってなっちゃう。レオがマイクを押さえながらレオとアルが一緒に歌う感じに…。
全体的にRufusの演奏は熱い!
トニー以外では、Donnell Spencer Jr.のドラム!もう凄い!なんてカッコいいんだ!
スネアとバスドラのタイミングがバンドに活力を与えている感じ。フィルのフレーズもシンプルなフレーズで色々遊んでくれる。フレーズが決まると、ガン見しているリチャードに笑顔のドヤ顔を向けてくる(笑)。
途中、正面の小さいシンバルがぶっ飛んでました。
スタッフを呼んだがすぐには修復できず。
マイクスタンドやらシンバルスタンドやら、ガタきてませんか???ビルボ。
ドーネルのリズムに更にスパイスを効かせるLenny Castroのパーカッション。ヤバい!
前にも感じたが、彼が居るのと居ないのでは、音が全く違ってくる。バンドサウンドが元気になるのだ。カウベル打ってるだけでも違うのよ…。
トニーのギターは最高に切れていて文句無しだが、ボーカルの声量が落ちた?無理しないで欲しい。
Amanda Meiden(vo)は、相変わらずチャーミング。いい匂いがした。
2ndのステージに上がった際にはストッキングが伝線してましたけど…。
Valerie Davis(vo)は凄い筋肉質の身体で、鍛えまくってる感じ。もう少し歌を聴いてみたい気がする。
リチャードとしては、もちろんChakaがいるRufusももう一度見てみたいが、Chakaが居ないルーファスも大好き。Bobbyとは一緒に演るのは無理だと思うし、無理して一緒にやるほどではない。バンドとして継続してもらう方がいい。ドラムはDonnell Spencer Jr.の方が良い。
これがルーファスだ!