チューナーは製品によって精度が違うし、その差が歴然。精度の高いチューナーで調整したギターは気持ちイイ度が高い。ギターを弾いていく上で外せないアイテムだ。
■バンドでギターを弾く上でチューニングは大切。
ギターのチューニングが合っていると弾いている側も聴いている側も気持ちいい。ギター自体がチューニングが合いづらい構造だし、弾き方によってもチューニングがズレてしまう。リチャードが持っているMadarozzo MadRose Deluxeというギターなんて、オクターブチューニングを合わせるのが至難の業。
ギター自体のチューニングが合った状態で弾くと、ギターでコードを弾いた時の響きが綺麗に鳴るし、キーボードとはばっちり音が合うし、少し上手くなった様にさえ感じる。この状態にする為には、ライブやリハーサル以前に、自宅などでオクターブチューニングという調整をしなければならない。開放弦で弾いても12フレット(1オクターブ上の音程)で弾いてもチューニングが合っている状態に調整しておく。
凄くいい耳を持った人は不要なのかも知れないが、オクターブピッチは、殆どの人はチューナーで確認しながら調整する。
4~5年くらい前まではKorg Pitchblackという定番のチューナーを使っていた。何処にでも売っていて手に入れやすいし、手軽で使いやすかった。でも、今では使っていない。Korg Pitchblackなどの普通のチューナーの精度は±1 centっていうのが普通。TC ElectricのPoly Tuneシリーズはクロマチックモードの時のみ±0.5 Cents。
■現在の自宅チューニング用:「Peterson Strobo Soft 2.0」
<画像>
Windows PCで動くアプリケーションで、自宅でギターを弾く時や、オクターブピッチを合わせる時に利用している。精度は±0.1 Cents、つまり以前使っていたKorg Pitchblackの10倍の精度。これでオクターブピッチを調整してしまうと、もう精度±1 Centのチューナーには戻れない。ギターの響きが違う。
Petersonのストロボチューナーは昔から有名なのだが、とにかく高い。今でもStomp Boxタイプのストロボチューナーを買おうとすると3万円以上はする。いろいろ調べていたらWindowsやMac用のアプリなら1万円程度で買える事が分かり、それ以来、ずっと愛用している。
反応速度は速いし、色々なグラフが見れるし、ノイズフィルター機能も良く出来ていて、PCの前に座るとノイズを拾いまくるシングルコイルピックアップでもストレスなくジックリとチューニングが出来る。手放せません。
数年前にはiOS用のiStroboアプリ(機能は最小限)が1000円位で発売されたので、iPhoneにはこれもインストール済み。
自宅では精度±0.1 Centsのストロボチューナーを使い、ライブやリハーサルではエフェクターボードに組み込んだ精度±1 CentのKorg Pitchblackという期間が続いた。何しろPetersonのStomp Box(床置き)タイプは高価。Korg Pitchblack+という上級機種は精度±0.1 Centsだがデカ過ぎる。Korg Pitchblack proというのはラックマウント式なのでもっとデカい。そもそもクリップ式チューナーは格好悪いし音を拾いにくいので嫌い。(複数個所有はしてはいるが…)
そんな時、弟が見つけてきたチューナー、Sonic Research ST-200(通称:ぐるぐる君)。こいつが凄かった!
■現在のエフェクターボード上のチューナー:「Sonic Research ST-200」
<画像>
このグルグル君、精度はなんと±0.02 Cents。普通のチューナーの50倍の精度。Petersonの5倍の精度。さらに音程を拾う速度が激速や。True bypass。そして小さい。MXRタイプのエフェクターより少し小さい。頑丈だけど軽い。確か14,000円位で購入した。使い慣れたら、ぐるぐる君以外は使いたくない。
H 11.2cm x W 6.1cm x D 3.4cm。246g。
このチューナーの問題点は売っていない事。一時期、日本に大量に安く入って来ていたが今は中古でしか手に入らない感じ。エフェクターボードを持っていかないリハーサルやセッション用にもう1台欲しかったんだけど、既に製造は終了しているらしい。(ST-200は2008~2015まで製造)
1週間くらい前に突然、Facebookで情報が流れてきた。
「Sonic Research ST-300. Pre-order now! Shipping mid-July 2015」
おおぉぉぉぉぉー!
■ぐるぐる君ミニを注文。
<画像>
Westlake Village, CaliforniaにあるSonic Research社、ホームページを調べてみると、確かにST-300が載っている。7月中旬にST-300 miniを出荷開始して、8月にST-300(普通サイズ?)を出荷開始するらしい。「ぐるぐる君ミニ」は最近流行の小さいエフェクターサイズ。アルミダイキャストケース。電池は入らないらしい。
H 9.5cm x W 4.0cm x D 3.0cm。154g。
もちろん精度は±0.02 Cents。さらにお値段$129.99 (16,500円位)。日本のショッピングサイトでもチラホラ出始めているがお値段22,000円前後。ちと高い…。
というわけで、さっそく本国へ直接注文してみた。送料は普通か速達を選べる。
Priority Airmail 6-10 days $24
Global Express 3-5 days $32
Sonic Research ST-300 mini $129.99
Priority Airmail 6-10 days $24
合計 $153.99(19,000円位)もしかしたら数百円の関税がかかるかも。
いつ届くかなぁ。ミニじゃないST-300も気になる。早く発表されないかなぁ。